姿勢のお話第8話
脊柱管狭窄症
高齢のお客様で1番多いのが脊柱管狭窄症です。
病院でははっきり教えてもらえないのでどんな病気かお話しします。
脊柱管狭窄症は加齢や重労働、あるいは背骨の病気による影響などで、骨や関節が変形したり、椎間板や靭帯が硬く飛び出すことで、神経やその周りの血行を阻害することにより症状が出る病気で、60歳以上の高齢者に多く見られます。
脊柱管は背骨や椎間板、関節、靭帯などで囲まれた脊髄の神経が通る細い管です。
姿勢の歪むことで腰の骨の周りに負担が増し、背骨が変形したり、椎間板が膨らんだり、靭帯が厚くなって神経の通る脊柱管が狭くなり(狭窄)、神経が圧迫を受け、神経の血流が低下して脊柱管狭窄症が発症します。
また、背骨を後ろに反らせると脊柱管が狭くなり、前にかがむと広がるため、間欠性跛行(かんけつせいはこう)が起こります。