姿勢のお話第9話
腰椎すべり症
腰椎すべり症には変性すべり症と分離すべり症があります。今回は変性すべり症についてお話しします。
変性すべり症は、腰の骨(腰椎)が前後にずれてしまう疾患で、中年以降の女性に好発し、第4番目と5番目の腰椎の間によく認められます。
原因は姿勢の歪みにより腰椎の椎間板が圧迫され潰れることにより、関節・靭帯がゆるみ、腰椎が前に移動(すべる)します。すべった腰椎が脊柱管(神経の通り道)を狭窄し神経を圧迫して、腰痛や下肢痛、しびれが生じます。末期になると安静時にも下肢痛が出現するようになります。
姿勢を正しく戻すことと、腰椎間の圧迫を予防していくことで楽になる事例が多いです。
周りでお悩みの方がいらっしゃれば、お声がけ下さい。
